kiligihiii’s diary

ぼくは十分に速くあったろうか

面白かった本2018

今年は39冊読みました。月に3冊くらいと平均すればまぁまぁな感じだけど、10月以降は月に1、2冊だったのでちょっと物足りないというところです。
まぁ、でもそんなことも言っても仕方ないので、今年読んで面白かった本を振り返ります。

中動態の世界 

中動態の世界 意志と責任の考古学 (シリーズ ケアをひらく)
 

人は自分の行動に対してどこまで責任を持つのか、また意志を持って選択したといえるのかということを、「動詞の態」をキーワードにして考察します。今年は仕事でもプライベートでも色々なことがあり、自分の人生をどこまで自分は選択しているのか考えることがよくありました。そんなこともあって本書は興味深く読めた。言語学に馴染みがなく新鮮味があったのもよかった。

空飛ぶ馬 

空飛ぶ馬 (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)

空飛ぶ馬 (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)

 

初めて読んだ北村薫。たまたまのきっかけで読んだけど、今年になって円紫さんシリーズに新作が出たのは少し運命的。ただ、普段ミステリーを読まないせいもあってか、続編を読むうちに興味が薄らいでしまった。円紫さんシリーズは日常パートは面白いけど、メイン(?)の推理パートがあわなかった。そもそもミステリーものは謎が気になって物語に入っていけない感じが好きではないのです。
でも今年読んだ数少ない小説ということであげました。主人公と友達の会話が好き。

社員をサーフィンに行かせよう

新版 社員をサーフィンに行かせよう―――パタゴニア経営のすべて

新版 社員をサーフィンに行かせよう―――パタゴニア経営のすべて

 

アウトドアメーカーであるパタゴニアの創設者の仕事観・生き方を綴った本。エコロジーの発想に漠然と関心を持っていたのが本書で形を与えられたと思う。

kiligihiii.hatenadiary.com

ぼくは猟師になった 

ぼくは猟師になった (新潮文庫)

ぼくは猟師になった (新潮文庫)

 

今年読んだ本で人に勧めるならこれです。多くの人には馴染みのないであろう世界である猟師に関する本で、猟師になるまで・なってからの自伝的なもの。広い意味でエコロジーの本としても読めるし、青春ものとしても面白い。上記パタゴニア本とこれがコンボで効きました。自分で食べる肉は自分で獲るんだよなぁ。

ゲンロン0 観光客の哲学

ゲンロン0 観光客の哲学

ゲンロン0 観光客の哲学

 

紀伊國屋じんぶん大賞2018は『中動態の世界』とこれがワンツーでした。 どっちも甲乙つけがたく面白かったです。「観光客」「誤配」をキーワードに、現代の対立・分断を煽る動きに異議を唱えます。「郵便的マルチチュード」とか。読みやすい哲学書なのでこちらもオススメしたい。「ゲンロン・シリーズ」は読了していないけど幾つか買ってます。東浩紀は人間的にも面白い人なのでこれからも応援していていきたい。

 

終わりに 

ということで5冊をあげました。来年は冊数が少なくてもいいから骨のある本をじっくり読みたいと思っています。小説を読むのは少なくなるだろうけど全く読まないのは避けたい...。いい年になりますように!